飲食店で必ず出されるおしぼり。
包装紙に包まれた紙おしぼりが出されたとき、どのように持って、どのように使えばマナー違反にならないのでしょうか?
マナーを気にしすぎて、ぎくしゃくした動きになるくらいなら、自信をもってゆったり行動すればいい・・という意見もありますが、実際、おしぼりのマナーというものも存在します。
紙おしぼりの入っている包装紙はどうしたらよいかなど、マナー違反を犯したくない大切な席で役立ててください。

おしぼりは片手で取って片手で戻す

基本的に、置いてあるおしぼりを取る場合でも、お店の人からおしぼりを渡された場合でも、片手でおしぼりを受け取ればOK
おしぼりが置いてある側の手か、もしくは利き手を使えばよいだけです。テーブルに置くときも、畳んでから片手で置く、がおしぼりを使うマナーとして正解です。
畳む時は拭いた面を内側にします。
紙おしぼりも同じで、利き手で持って、反対の手でフィルムから引き出します。フィルムは畳んで置いておけばOKです。

顔を拭くときは軽く抑える程度に

汗をかいたりしてベタついた顔も拭きたい…!あまり好ましく思われないこともありますので、本来なら避けたいところです。
マナーに気を配りたい場所での食事だけど、どうしても顔も拭きたいなら、軽く抑える程度にとどめましょう。
おしぼりでゴシゴシと顔を拭くのは避けましょう。
そして、おしぼりで拭くのは「手」と「顔」まで!
それ以外の場所を拭くのはマナー違反と見られます。
布おしぼりは20~50回ほど洗っては繰り返し使用されるものですので、女性のお化粧が着かないように気遣いがあると良いですね。
食事中に口元を拭くのは、おしぼりではなくナプキンのお仕事です。
マナーを守って食事をしたいと思うなら、おしぼりとナプキンを使い分けるようにしましょう。

おしぼりでテーブルは拭かない!

うっかりテーブルに食べこぼしてしまったのを、サッと拭きたい!そんな時につい自分のおしぼりを使ってテーブルを拭きたくなりますが、お店の人からテーブル用の布巾をお借りしましょう。
布おしぼりの場合は、テーブルを拭くことで「しみ」が取れなくなり、おしぼりの寿命が短くなってしまいます。