飲食店などで提供される『おしぼり』は、日本独特の文化と言われているようですね。
では、海外でおしぼりが欲しいとき、英語でなんて伝えたらいいのでしょう?
また、英語でおしぼりのことをなんて説明したらいいのでしょうか。
そんなアレコレを調べてみました。

『おしぼり』は、英語では『ウェットタオル』もしくは『ダンプタオル』

おしぼりは英語で『wet towel(ウェットタオル)』『damp towel(ダンプタオル)』と言うそうです。『wet』や『damp』は『濡れている・湿っている』という意味。

他にも『hot towel(ホットタオル)』『cool towel(クールタオル)』『moist towel(モイストタオル)』といった言い方もあるようですね。

『おしぼりをください』にもいろいろと言い方はあるのですが、
「Please give me a wettowel.」
など、プリーズをつけて丁寧にお願いすると良いみたいですよ。

また、布おしぼりではなく紙おしぼりが欲しいときは、
「Please give me a paper wet towel instead of cloth towel」
という感じに言うみたいですね。

「individually wrapped moist towelette」個別包装された紙製のおしぼり、という言い回しもあるようですが、ちょっと単語も難しいですし、ここまで言う必要はなさそうです。
シンプルに「wet wipe」という表現もあります。これはウェットティッシュも含めたニュアンスになりそうですね。

『おしぼり』のことを英語で説明するには?

もうひとつ困るのは、おしぼり文化のない外国の人に、おしぼりの説明をするとき。
日本にあまりなじみのない外国人に、おしぼりを「どうぞ」と簡単に渡しても、「さて、これは何に使うんだろう?」と思われたりする可能性が高そうです。

この場合は、おしぼりを提供する際に、自然な感じで説明をするのがベター。
「Please use this wet towel to wipe your hands」
といった風に、おしぼりの用途を説明しながら渡せば、すぐに理解してもらえるのではないでしょうか。

『おしぼり』はおもてなしの心の現れ。だから大切にしたい

日本では、食事の前におしぼりを使って手を清潔にしますが、欧米ではアルコールを使ったり、サニタイザー(手を除菌するジェル)を携帯するのが一般的なようです。
手を清潔に保つなら、確かにそちらのほうが合理的かもしれませんが、『おしぼり』のおもてなし感もやっぱりいいものですよね。

日本の航空会社が機内で配る『おしぼり』は、海外の人たちにも好評だそう。
このおしぼり文化、これからも大切にしていきたいものです。